手
痛み
手の痛みで一般的によく知られているのは腱鞘炎です。腱鞘炎には、バネ指(指を曲げ伸ばしする腱に起こった炎症)と、ドケルバン病(親指側の指に起こった炎症)とがあります。放置すればそのうち治ると受診されない方も多いのですが、悪化させると完治まで時間がかかりますので、早めの治療をお勧めします。
症状
原因
手にある主な神経は、正中神経、尺骨神経、橈骨神経の3つ。頸部から肩、腕を通り、手の先までつながっており、手の症状はこれらの神経が圧迫されて起こるとされています。まだ、手の痛みを訴える方で最も多いのは腱鞘炎です。筋肉の両端にある腱は、腱鞘という筒の中を通っており、この部分に起きた炎症が腱鞘炎です。
肘
痛み
肘の痛みには、大きく分けて2種類あります。いわゆるテニス肘(外側の上顆炎)と野球肘(内側の上顆炎)です。いずれも肘の関節に繰り返し負荷をかけるため、関節の動きとセンサーが乱れやすくなります。
理学療法(電気治療、ストレッチ)などが一般的な治療ですが、使用頻度が高い部位のため、なかなか改善しないことが多いのです。この症状も繰り返し関節の調節とARF療法をすることによって痛みがなくなっていきます。
症状
原因
外側上顆炎
手首や指を伸ばす際に使う筋肉に負担がかかって、伸筋腱や骨膜に炎症が起こります。筋断裂を起こすと内出血が起こります。スポーツに限らず、仕事上手作業が多い方や、腕を酷使する主婦にも多くみられます。テニス肘と呼ばれるのは、バックハンドストロークを多用するテニスプレイヤーにこの炎症がよくみられたことに由来します。
内側上顆炎
手首や指を曲げ伸ばしする筋肉に負担がかかる点では同じです。屈筋腱や骨膜など炎症が現れるところが異なります。主に内側に痛みが出ます。野球肘と呼ばれるのは、ボールを投げる際に使う部位を痛めることに由来しています。
膝
痛み
膝の痛みには多くの種類があります。十字靭帯損傷、靭帯損傷、スポーツ障害、成長痛、タナ障害、鵞足炎、膝蓋軟骨軟化症、半月板損傷、変形性膝関節症、離断性骨軟骨炎など。年配の方によくみられるのは変形性膝関節症で、炎症が進むと関節に水が溜まり、痛みは悪化します。水を抜いてもまた溜まるといった症状を繰り返してしまう方も、膝だけでなく股関節や腰と連動した歪みや運動機能の異常を整えることで改善していくことができます。
症状
原因
膝の関節の変形
運動機能の低下
足
痛み
足の痛みにも数多くの種類があります。足底腱膜炎、アキレス腱炎、アキレス周囲炎、外反母趾、踵骨棘、種子骨障害、成長痛(骨端症)、足根管症候群、モートン病、有痛性外脛骨などです。
症状
原因
踵の骨の変形
腱や筋肉の炎症
女性特有の(生理・妊娠)悩みや症状に対する治療
痛み
生理痛や生理不順は、骨盤を整えることで子宮の位置が正しくなり解消されます。また、妊娠中の女性はお腹が大きくなるため体に負担がかかり、腰痛を訴える方が多くいらっしゃいます。ただ、妊娠中は体に手技を施すことはできません。当院では、貼るだけの治療であるコスモテーピング療法で腰痛に対応できますので、妊婦さんでも安心して通院していただけます。他にも冷えや自律神経の乱れといった不定愁訴にも対応しています。
症状―生理関連
症状―妊娠関連
原因
女性特有の悩みに関しては、骨盤の状態が大きく関わります。骨盤のゆがみは子宮の位置のずれを引き起こします。血行不良、体の冷え、自律神経の乱れなどを、骨盤の調整により改善していきます。