みやじ整骨院コラム

2020.02.17更新

「くしゃみがひどく鼻水がとまらない!」

「目がかゆくて真っ赤に充血!」

 

今年も、花粉症の人には、ツラい季節がやってきました。

 

そこで、今回は花粉症の不快な症状を緩和できるツボを

10個ほどお伝えしていこうと思います。

 

 

花粉症におすすめのツボ10選!

 

  首から上の不快な症状を和らげるツボ

 

ごうこく

 

その1:合谷(ごうこく)

 

首から上の症状全般に効くので、鼻水・鼻づまりから、目のかゆみや充血、

顔のむくみ、頭痛など、花粉症のさまざまなツラい症状の改善に効果が

期待できるオールマイティなツボです。

親指と人差し指の骨の付け根の合わさったV字になっている所にあるので、

初心者でも分かりやすいツボといえます。片方の手の人差し指と

親指ではさんで適度な力で揉みましょう。

 

 

 目の充血やかゆみ、腫れぼったさをとるツボ 

ぎょよう

 

その2:魚腰(ぎょよう)


眉山(眉の中央)を、やや下から押し上げるように刺激します。

 

その3:太陽(たいよう)


眉尻と目尻の中間にあるこめかみのくぼんだ所にあり、

閉じた口を開けた時、ややへこむ箇所に当たります。

漫画に出てくるおばあさんはよくこめかみに膏薬を

貼っていますが、それがこのツボです。

ここを刺激することで、側頭筋や外眼筋に刺激を与えることになります。

 

その4:清明(せいめい)


目頭と鼻の付け根の骨の間にあるツボ。

目が疲れた時に無意識に押さえてしまう箇所です。

人差し指と親指の腹でつまんで、ぐっと押しこむように刺激します。

 

その5:承泣(しょうきゅう)


黒目の真下にある下まぶたの中央にあるツボ。

ここを下から押し上げるように刺激します。

 

 

 鼻づまりを緩和するツボ

げいこう

 

その6:迎香(げいこう)


犬歯の根本に位置し、左右の小鼻のくぼみにあるツボ。

ここに人差し指と中指を引っかけるようにして下に強く押すと、

鼻の通りがスッとよくなり、鼻づまりの改善に役立ちます。

 

その7:上迎香(じょうげいこう)


その名の通り、迎香のやや上に位置し、鼻の付け根の両側にあるツボです。

ここをぐっと押すと痛さを感じますが、ある程度の強さで

押さないと効果は期待できません。

鼻づまりに効果があるので「鼻通(びつう)」ともいいます。

 

 

 鼻水を抑えるツボ

だいつい

 

その8:大椎(だいつい)


首を前に倒した時、首と背中の付け根に飛び出る骨の下にあるツボ。

首の後ろにあり、少し押しにくい箇所なので、寝た体制で

ツボ押しするのがおすすめです。

鼻水など鼻の不快な症状の緩和が期待できます。

 

 

 目・鼻の不快な症状を抑えるツボ

 

あしさんり

 

その9:曲池(きょくち)


ひじを曲げた時にできるシワの外端にあるので、

探しやすく、押しやすいツボといえます。

目の不快な症状を緩和したり、さまざまなツボを

押した時にバランスを取るのに有効なツボです。

 

その10:手三里(てさんり)と足三里(あしさんり)


「手三里」は、ひじを曲げた時にできるシワの端(曲池)

から指3本分だけ手首に近い位置にあるツボ。

「足三里」は、むこうずねの縁の少し外側にあり、

親指をすねに当てたとき小指が当たる所にあるツボ。

まず「手三里」を指の腹で間欠的に押します。

次に「足三里」を親指の先で強く押しこみます。

この2つの「三里」は左右の手足をセットで行うと、

花粉症の不快な症状により効果が期待できます。

 

 

以上が、花粉症におすすめのツボになります。

ツボの押し方としては、イタ気持ちいいところまで押して、

そのまま5~10秒押さえてください。

それを、各ツボ5回ずつ行います。

 

今回の花粉症のツボ押しは、夜寝る時に楽な姿勢で行うのがおすすめです。

特に鼻づまりのまま寝ると、就寝中に口呼吸になって翌朝頭痛になる

ことが多いので、ツボ押しで鼻づまりを軽減してから寝るようにしましょう。

ツボを押すことで血流がよくなって、副交感神経が刺激され、

リラックスするので安眠にもつながります。

 

少しでも、症状の緩和に繋がればと思いますので、

是非参考にされてください。

投稿者: みやじ整骨院

2020.02.03更新

事務系の仕事の場合、どうしても長時間同じ姿勢で座っていなければならず、

腰がだんだん痛くなる方も多いのではないでしょうか。

 

そんな方にお勧めの、イスに座ったまま3分できる

腰痛解消ストレッチをご紹介します。

 

 

座っているだけなのに、なぜ腰痛になるのか?


 
人間が2足歩行を行うようになって、上半身の重さを腰で支えなくては

ならなくなったために症状として表れるようになったと言われています。

 

普通に立っている状態で腰にかかるストレスを1倍とすると、

腰を曲げて中腰の姿勢では1.5倍、イスに座っている姿勢では

1.4倍のストレスが腰にかかっています。

 

つまり、3時間じっと座って仕事をしていたとすると、3時間近く

中腰でいたのと変わらないストレスが腰にかかっているのです。

 

 

      腰

     立位の腰にかかっている負荷を1とすると

     座っている時は1.4倍、中腰の時は1.5倍の

     負荷が腰にかかる

 

普段、腰にどれくらいのストレスがかかっているのか分かると、

腰痛に悩まされている人が多いのも納得頂けると思います。

 

 

 腰痛の原因は筋肉へのダメージ
 

習慣的に悪い姿勢を持続したり、仕事やスポーツで同じ動作を

何回もくり返して、一部の筋肉を酷使したり、また打撲や捻挫を

放置した場合などに、その筋肉はダメージを受けてしまい、

本采の働きができなくなってしまいます。

 

ダメージを受けた筋肉は、血液の循環が低下し、老排物が溜まってしまいます。

 

また、血液不全(=血行が悪い状態)が起きているため、細胞が必要とする

酸素が供給されず、一種の酸欠状態になり、細胞は活性化されなくなります。

 

酸欠状態になった筋肉には、硬いしこりのような部分(緊張帯)ができます。
 

さらに硬くなった筋肉の一部には、トリガーポイントと言われる特に強く痛みを

感じる点が出てきて、その場所近辺のみならず離れた場所に関連痛と言われる、

じんわりした鈍い痛みが現れます。

 

             トリガー

           【腰痛時のトリガーポイント1】


         赤の部分がトリガーポイント、薄い赤の部分が

         慢性的な痛みや重さを感じる場所

 

 

 

               とりがー1

            【腰痛時のトリガーポイント2】


         腰骨の横がトリガーポイント、その周りに

         鈍い痛みが現れます。

         これらのトリガーポイント周りの筋肉の血行を

         改善することで、痛みが解消されます

 

肩こりの時に起こる、後頭部からこめかみ、目の周囲に現れる頭痛も、

肩の筋肉(僧帽筋)のトリガーポイントの関連痛であると言われています。


腰周りの血行をよくするには、トリガーポイント周りのマッサージ、

ストレッチ、電気治療、入浴などが効果的です。

 


 イスに座ったままできる腰痛解消ストレッチ


まずは、ストレッチを行う前に次の4つに注意してください。


  1.伸ばしている部位に痛みを感じたらそこで止めてください。
  2.ストレッチをしても筋肉が伸びている感じがなければフォームを再確認しましょう。
  3.1つのポーズを30秒ずつ行ってください。
  4.時間がある方は2~3セットまとめて行うとより効果的です。

 

 以上のポイントに注意して、無理せずストレッチを行ってください。

 


 腰痛解消ストレッチ1:ハムストリングスのストレッチ
 

  1.イスに浅く座り片膝を伸ばします。
  2.伸ばした側の足に両手を沿わせて、ゆっくりと上体を前に倒します。
  3.腿裏の伸びを感じたら痛みを感じる直前の位置で30秒止めましょう。
  ※反対側の足も同様にストレッチします。

 

      腰痛

      膝を伸ばして、両手を腿に沿わせながら

      上体を倒しましょう

 

 腰痛解消ストレッチ2:臀部のストレッチ
 

  1.イスに浅く座り片膝の上に反対側の踵をのせます。
  2.床についている側の足の膝裏を両手でつかみます。
  3.両手で上体を前に引きつけましょう。お尻が伸びているのを感じたら30秒止めてください。
  ※反対側の臀部も同様にストレッチします。

 

      腰痛1

      膝の上に踵をのせ、上体を前に倒しましょう

 

 腰痛解消ストレッチ3:腰部のストレッチ
 
  1.イスに座り、両足を腰幅に広げます。上体を右に捻りましょう。
  2.左手で右腿の外側をつかみます。
  3.この状態で体をさらに右に捻りましょう。左足が内側に入らないように注意してください。
    左側の腰周りの伸びを感じたら30秒止めてください。
  ※反対側の腰も同様にストレッチします。

 

      腰痛2

      
      体を捻り、手で足をおさえてから、さらに捻りましょう

 

以上がイスに座ったままできる簡単なストレッチとなります。

 

やり方は非常に簡単ですが、腰痛の原因となっているトリガーポイント周辺の

筋肉をしっかりと伸ばすことができます。

 

3分もあれば十分にストレッチできるので、皆さんも是非試してみてください。

投稿者: みやじ整骨院