台風が多い時期になってきましたが、台風が来るとギックリ腰が
増えるって知ってましたか?
昔から、雨が降る前に、古傷が傷んだり、神経痛がひどくなったり、
体調不良で天気をピタリと当ててしまう人を
耳にしたことがあるのではないでしょうか。
では、なぜこのようなことが起きるのでしょうか?
答えは、気圧の変化が体に影響してるからです。
気圧の変化は急なほど症状が強くなります。
主に不調を訴えるのは気圧が低下するときですが、
なかには気圧が上昇するときに不調を訴える人もいます。
気圧が変化すると、人間の体はストレスを感じるため、
それに抵抗しようとして自律神経が活性化されます。
自律神経系には、交感神経と副交感神経があり、交感神経は血管を収縮させ、
心拍数を上げて体を興奮させる働きがあります。
一方、副交感神経は血管を広げて体をリラックスさせる働きがあります。
この交感神経と副交感神経の調整がうまくいかないと、
さまざまな体調不良の原因となってしまうのです。
特に台風が来るときは、急激に気圧が変化するため、
体調の変化も急激になりギックリ腰などが増えるのです。
ギックリ腰以外にも、頭痛、首の痛み、めまい、耳鳴り、気管支ぜんそく、
関節痛、神経痛、古傷の痛み、鬱(うつ)や不安症などが見られます。
ギックリ腰で言うと、動作の始めになりやすくなるため、慢性的に腰痛がある人は、
椅子から立ち上がる時など動き始めに注意してください。