こんにちは、山陽小野田市のみやじ整骨院の院長、宮路です。
寒さも一段落し、ようやく春らしくなってきましたね。
スポーツや部活に励む方も多くなってくるのではないでしょうか。
今日はもしもの時の適切な応急処置(アイシング方法)について
書いていきたいと思います。
まずは応急処置での4原則「RICE」という言葉、
みなさんも耳にされたことがあるかと思いますが
R(Rest) =安静:患部をむやみに動かさずに休ませること
I(Icing) =冷却:今回ご紹介するアイシングです。
C(Compression) =圧迫:包帯などで圧迫固定し、腫れなどを最小限にとどめます。
E(Elevation) =拳上:患部を心臓より高い位置に挙げ、
中に溜まった血液やリンパ液をいち早く送り返します。
と、言った意味になります。
みなさんは怪我をした時どうしていますか?
「腫れや痛みが強いが、とりあえずシップを貼っただけで様子を見た」
「腫れや痛みが強いが、冷やさずにゆっくりお風呂にも入った」
「怪我をした直後だけれど、丁寧に患部をマッサージした」
…といったような処置をしてしまう方もいらっしゃると思いますが
これらはすべて適切ではありません。
正解は…
・シップは確かに貼ると気持ちいいかもしれませんが、深い冷却効果はないので
初期にきちんとしたアイシングが必要です。
また安静を保つために固定が疎かになってもいけません。
・温めるのは患部の腫れや熱が引いてからにしましょう。
・怪我の直後のマッサージは痛みや腫れが増してしまうのでNGです。
※アイシングをしながらのアイスマッサージは可。
○鉄則としてまずは冷やして安静にするようにしてください!!
アイシングの方法
では実際にアイシングをやってみましょう。
(STEP1)まず氷とビニールを準備してください。
氷はそのまま使用するより、サラッと水にさらしておいたほうが良いでしょう。
(STEP2)ビニール袋に氷を入れた後、手で圧迫し平面上にします。
(STEP3)ビニール内の空気を抜いてください。
口で吸うと効率よく抜けます。
(STEP5)患部に当てます。時間は15分から20分を目安にしてください。
この際に弾性包帯などをビニール袋の上から患部周辺に巻いて
圧迫を加えれば尚、良いでしょう。
受傷後からすぐ始めてインターバルを起きつつ2日間くらい定期的に続けるのが理想です。
腫れや熱、強い痛みなどが引いたらアイシングは一旦おしまいです。
その後は患部を緩めて、必要に応じてマッサージやストレッチ、筋力強化などで機能回復に努めてください。
※アイシングを行う際は凍傷にならないよう充分に注意を払うようにしてください。
またアイシングを必要とするような怪我を負ってしまった際に、
自己判断のみで済ませてしまうのは禁物です。
早急に適切な治療が受けられるよう、当院までご連絡ください。
これから暖かくなるにつれて試合や大会も多くなります。
万が一の場合は適切な応急処置を
そしてみやじ整骨院までいつでもお気軽にご相談・ご連絡ください。