みやじ整骨院コラム

2020.09.14更新

コロナ禍で感染症予防のためにマスクを装着する

機会が増えています。

 

長時間マスクをつけることでの弊害も出てきています。

 

今回は、その1つである「マスク頭痛」をご紹介します。

 

 

マスク頭痛の原因

 

 ・酸欠

 

  マスクをしていると、呼吸がしにくいため酸欠状態になります。


  血中の酸素濃度が下がり、二酸化炭素濃度が増えます。


  二酸化炭素は血管を拡張させる作用があります。


  また、顔周りに熱がこもり血流が良くなることで

  血管が拡張し頭痛がおきてしまいます。


  酸欠が続いてしまうと、頭痛やめまい、自律神経の乱れ

  により疲れやすくなったり、集中力低下につながってしまいます。

 

 ・筋の圧迫

 

  マスクを長時間着用する事で耳に掛けるゴム紐により、

  頭や耳などの筋肉が引っ張られ続けています。

 

  「マスクのゴムくらいで?」と思ってしまいますが、

  小さな力でも、1日中引っ張られ続けることで、

  ゴムひもが耳や頭部を圧迫し、頭痛にまで発展してしまいます。


  無意識に力が入り、筋肉に緊張状態が続き、

  その結果、血流が悪くなり頭痛や肩こりを

  引き起こす原因となります。

 

マスク頭痛の4つの対策・改善法

 

  ⑴耳に負担の少ないマスクを選ぶ

  ⑵マスクを外せる時には外し、定期的に深呼吸をする

  ⑶自律神経の乱れを整える

  ⑷マッサージやストレッチをする

 

⑴耳に負担の少ないマスクを選ぶ

 

 サイズやゴムの柔らかさ、通気性など負担の少ないマスクをオススメします。

 

⑵マスクを外せる時には外し、定期的に深呼吸をする

 

 酸欠になる事を防ぐ為に、定期的に外し深呼吸をしましょう。 

 

⑶自律神経の乱れを整える

 

 自律神経とは、身体の調節機能です。

 

 自律神経が乱れると、身体に不調が起こってしまいます。

 

 自律神経は、循環器・消化器・呼吸器などの活動を

 調整するために24時間働き続けている神経です。

 

 身体の活動時や昼間に活発になる交感神経と、

 安静時や夜に活発になる副交感神経があります。

 

 その2つのバランスを損なうのが(自律神経の乱れ)です。

 

 不規則な生活やストレスによって自律神経の働きが乱れると、

 身体の筋肉器官にさまざまな不調が現れます。

 

 また、身体が緊急事態と判断し、筋肉を緊張させます。

 

 頭痛やめまいの原因となることも多いです。

 

 これが自律神経の働きとなります。

 

 自律神経が乱れない為にも、睡眠・食事・適度な運動など

 規則正しい生活をしましょう。

 

 入浴時に湯船にゆっくり浸かる事もおすすめです。

 

 自律神経が整うと、免疫力も向上するといわれています。

 免疫力の向上は、感染症対策にも繋がります。

 

 

⑷マッサージやストレッチをする

 

 頭痛や肩こりには、ストレッチや運動で症状が緩和・改善されます。

 

 頭の横の方が痛い時には、最初に説明した様に、

 その筋肉(側頭筋)マスクのゴム紐で圧迫され、

 側頭筋が固まっている状態です。

 

 まずは、耳のマッサージ。

 耳をつかみ、上下前後と痛くない程度で引っ張りながら

 動かしてあげましょう。

 固くなった筋肉が緩み、痛みが緩和されます。

 

 

以上のことに気をつけながら、上手にマスクと

付き合っていきましょう。

 

 

 

投稿者: みやじ整骨院