コロナ禍で感染症予防のためにマスクを装着する
機会が増えています。
長時間マスクをつけることでの弊害も出てきています。
今回は、その1つである「マスク頭痛」をご紹介します。
マスク頭痛の原因
・酸欠
マスクをしていると、呼吸がしにくいため酸欠状態になります。
血中の酸素濃度が下がり、二酸化炭素濃度が増えます。
二酸化炭素は血管を拡張させる作用があります。
また、顔周りに熱がこもり血流が良くなることで
血管が拡張し頭痛がおきてしまいます。
酸欠が続いてしまうと、頭痛やめまい、自律神経の乱れ
により疲れやすくなったり、集中力低下につながってしまいます。
・筋の圧迫
マスクを長時間着用する事で耳に掛けるゴム紐により、
頭や耳などの筋肉が引っ張られ続けています。
「マスクのゴムくらいで?」と思ってしまいますが、
小さな力でも、1日中引っ張られ続けることで、
ゴムひもが耳や頭部を圧迫し、頭痛にまで発展してしまいます。
無意識に力が入り、筋肉に緊張状態が続き、
その結果、血流が悪くなり頭痛や肩こりを
引き起こす原因となります。
マスク頭痛の4つの対策・改善法
⑴耳に負担の少ないマスクを選ぶ
⑵マスクを外せる時には外し、定期的に深呼吸をする
⑶自律神経の乱れを整える
⑷マッサージやストレッチをする
⑴耳に負担の少ないマスクを選ぶ
サイズやゴムの柔らかさ、通気性など負担の少ないマスクをオススメします。
⑵マスクを外せる時には外し、定期的に深呼吸をする
酸欠になる事を防ぐ為に、定期的に外し深呼吸をしましょう。
⑶自律神経の乱れを整える
自律神経とは、身体の調節機能です。
自律神経が乱れると、身体に不調が起こってしまいます。
自律神経は、循環器・消化器・呼吸器などの活動を
調整するために24時間働き続けている神経です。
身体の活動時や昼間に活発になる交感神経と、
安静時や夜に活発になる副交感神経があります。
その2つのバランスを損なうのが(自律神経の乱れ)です。
不規則な生活やストレスによって自律神経の働きが乱れると、
身体の筋肉器官にさまざまな不調が現れます。
また、身体が緊急事態と判断し、筋肉を緊張させます。
頭痛やめまいの原因となることも多いです。
これが自律神経の働きとなります。
自律神経が乱れない為にも、睡眠・食事・適度な運動など
規則正しい生活をしましょう。
入浴時に湯船にゆっくり浸かる事もおすすめです。
自律神経が整うと、免疫力も向上するといわれています。
免疫力の向上は、感染症対策にも繋がります。
⑷マッサージやストレッチをする
頭痛や肩こりには、ストレッチや運動で症状が緩和・改善されます。
頭の横の方が痛い時には、最初に説明した様に、
その筋肉(側頭筋)マスクのゴム紐で圧迫され、
側頭筋が固まっている状態です。
まずは、耳のマッサージ。
耳をつかみ、上下前後と痛くない程度で引っ張りながら
動かしてあげましょう。
固くなった筋肉が緩み、痛みが緩和されます。
以上のことに気をつけながら、上手にマスクと
付き合っていきましょう。