みやじ整骨院コラム

2020.08.18更新

運動効果や運動によるダイエット効果を期待する場合、

避けるべき時間帯があります。

運動をすべきでない時間帯と、運動効率のよい時間帯を把握して、

効果的な運動習慣を取り入れていきましょう。

 

 

運動してはいけない時間帯

 

「食後」

 

運動の種類に限らず、食後30分以内や極端な空腹時は、

過度な運動は避けることが大切です。

食後の体は、食べ物の消化吸収のために胃腸に血流が集中しているので、

この状態で運動をすると筋肉にもより多くの血流を送らなければならず、

本来必要である胃腸への血流が十分に行き渡らなくなり、

消化不良を起こしやすくなります。

 

「空腹時」

 

反対に極端な空腹時には血液中の糖分が不足し、十分な

エネルギー源が確保できません。

エネルギー源の乏しい状態で運動を続けると、人によっては

めまいを起こしたり、注意力散漫になってケガをしたり

といったリスクが起こります。

早朝に運動を行う場合も、軽食やスポーツドリンクなどの

糖分を含む飲み物、バナナなどの果物をとった後に行うと、

これらのリスクを下げることができます。

 

「眠る前」

 

仕事などで忙しくどうしても夜しか運動時間が確保できないという方も、

なるべく就寝直前は避けましょう。

寝る直前に激しい運動を行うと交感神経が活性化し、

寝つきが悪くなってしまいます。

就寝前は、運動というよりも、副交感神経が優位になるような、

リラックスしてできるストレッチなどがオススメです。

 

 

ダイエット効率を考えると食前の運動も控えるべき

 

運動に適さない時間は上記の3つですが、ダイエットの観点で考えると、

食前の運動も避けた方がよいでしょう。

 

運動をすると気分もスッキリし、身体も心地よい疲れを伴い、

おいしいものを食べたくなりますが、運動直後に食事を

してしまうと必要以上に食べ過ぎてしまう傾向があります。

 

また、運動してからしばらくは体脂肪を燃焼しやすい状態に

なっていると考えられていますので、運動直後に食事を

とってしまうと、せっかくの脂肪燃焼作用が、食べ物の

消化吸収活動へとシフトしてしまいます。

 

運動後には水分を十分取ってクールダウンを行い、

時間をおいてから食事をするということが大切。

 

ダイエット目的で運動するならば、せめて運動後30分程度は

時間をあけて食事をするようにしてください。

 

 

運動の効果が高い時間帯は午前中

 

朝の時間帯は運動効果が高いです。

朝に何も運動をしていない時と比べ、基礎代謝が10%程度

あがった状態で日中を過ごすことができると言われています。

 

ただし起床直後は体が十分に起きていないため、ウォーミングアップを入念に行い、

軽食などをとって空腹状態を改善してから運動を始めると良いでしょう。

 

また、朝の時間は比較的自由に設定できるところも大きなメリットです。

夕方や夜、帰宅後に運動を行おうとしても日中の予定次第では、

そういった時間が取れなくなってしまうことも考えられます。

 

その点、朝の時間帯は仕事や急を要する予定が入ることも少なく、

自由に時間をマネジメントできる利点があります。

 

朝に運動を継続して行うために、日頃の生活習慣を見直し、

睡眠不足にならないように夜更かしを控えるなど工夫してみてください。

 

 

朝の運動が難しい場合は、お昼休みに簡単な運動の継続を

 

朝の時間帯も難しく、夜帰宅してからは運動する時間がない人は、

昼食時間の直前・直後はさけていただきたいところですが、

仕事の合間やお昼休みなどを上手に利用して、体を動かしてみましょう。

 

もともと日中はエネルギー代謝が活発であり、

体を動かす時間としては適しています。

 

昼食との兼ね合いが難しい点は否めませんが、ごく軽い運動に

とどめるなら食後でも問題ないでしょう。

 

 

 

せっかく運動するのであれば、皆さんのライフスタイルにあわせて、

運動に適した時間帯を選んでみてください。

投稿者: みやじ整骨院