運動をしたあとの、クールダウンとしてのストレッチは必要だと分かっても、
筋トレしたあとのストレッチは、意外と嫌がる人が多いのではないでしょうか。
理由としては、筋トレでせっかくパンプアップして鍛えたのに、
ストレッチをすることで効果が薄まるのではないかと考えるようです。
では、実際のところは筋トレ後のストレッチは効果があるのでしょうか。
ここで、非常に興味深い研究結果があります。
その実験報告では、
「アミノ酸(タンパク質)が筋細胞に移動する際にストレッチ刺激を加えると、
細胞内部の合成を加速させ、タンパク質の減成割合を抑制する」(Vandenburgh and Kaufman,1983)
とあります。
分かりやすく言うと、
「筋トレ後、筋肉が大きくなろうとしているタイミングで
ストレッチを行うと筋トレ効果が促進される」ということです。
筋トレ後のストレッチには、興奮した筋肉の細胞を抑制(リラックス)させるだけでなく、
・筋細胞の自己修復を助ける
・エネルギーを生み出すための酵素と構造物の合成を助ける
このような、細胞にとって良好な代謝を整える効果もあるのです。
要するに、筋トレ後のストレッチには、
・筋肉痛の予防
・筋トレ効果の促進
これらの効果が見込めるということです。
これらを踏まえると、筋トレ後のストレッチをやらない理由がないことがわかりますので、
ぜひ積極的に筋トレ後にストレッチを取り入れてみてください。