みやじ整骨院コラム

2018.12.10更新

今回は、簡単に一人で出来る筋力測定法をご紹介していきます。

 

普段から、ご自身の体の状態ってチェックしてますか?

 

子供の頃は、スポーツテストや体力測定が毎年ありましたが、大人になると

そのような機会もなくなり、自分の体力を知ることがなくなります。

 

なんとなく体感的に体力が落ちたと感じながらも、日々の忙しさのあまり

運動をする習慣が持てない人が多いと思われます。

 

しかし、意識的に筋肉を鍛えないと、筋力や持久力は、年齢とともに

確実に衰えていきます。

 

 

ロコモティブ・シンドローム

 

ロコモティブ・シンドロームとは、筋肉や骨などが衰え、運動機能に支障が出る症状で、

予防のためには、適度な運動と、バランスの良い食事が必要だと言われています。

 

運動習慣のない生活続けると、ロコモティブ・シンドロームになる可能性が高くなります。

 

そこで、まずは現在の自分の体の状態を知ることから始めてみましょう。

 

 

簡単に出来る筋力測定法

 

今回ご紹介するのは、日本整形外科学会で推奨されている「2ステップテスト」です。

 

たたみ2畳分くらいのスペースがあれば、どこでも実践することができます。

 

靴下でやる場合は、滑りやすいので必ず脱いでから行ってください。

 

 

「2ステップテスト」のやり方

 

  1.スタートラインを決め、つま先を揃えて立つ

 

     2ステップ

 

  2.できる限り大股で2歩あるき、両足をそろえて静止

 

     2ステップ1

 

     2ステップ2

 

  3.スタートラインから着地した地点までの長さを測る

 

以上です。ポイントとしては、

 

  ・勢いをつけて行わない

  ・2歩で止まることができずにバランスを崩して3歩目を踏み出してしまったら失敗です。

   もう一度、最初からやり直してください。

 

1.3未満は要注意

 

測定が終わったら、次に、「2ステップ値」を計算していきます。

 

  計算式は

   2歩の距離(cm)÷身長(cm)=2ステップ値  となります。

 

 

この値が1.3未満ですと、下半身の筋力、バランス感覚、柔軟性の低下が不安視されます。

 

つまづいたり、転倒したりするリスクも高くなりますので注意が必要です。

 

結果が、目標値の1.3未満の方は、少しずつでいいので運動習慣を意識していただき、

まずは、近所の買い物には歩いて行ったり、積極的に階段を使ったり、

自宅で簡単な筋トレを行うなどして、筋力アップに励んでみてください。

 

投稿者: みやじ整骨院