今回は、簡単に一人で出来る筋力測定法をご紹介していきます。
普段から、ご自身の体の状態ってチェックしてますか?
子供の頃は、スポーツテストや体力測定が毎年ありましたが、大人になると
そのような機会もなくなり、自分の体力を知ることがなくなります。
なんとなく体感的に体力が落ちたと感じながらも、日々の忙しさのあまり
運動をする習慣が持てない人が多いと思われます。
しかし、意識的に筋肉を鍛えないと、筋力や持久力は、年齢とともに
確実に衰えていきます。
ロコモティブ・シンドローム
ロコモティブ・シンドロームとは、筋肉や骨などが衰え、運動機能に支障が出る症状で、
予防のためには、適度な運動と、バランスの良い食事が必要だと言われています。
運動習慣のない生活続けると、ロコモティブ・シンドロームになる可能性が高くなります。
そこで、まずは現在の自分の体の状態を知ることから始めてみましょう。
簡単に出来る筋力測定法
今回ご紹介するのは、日本整形外科学会で推奨されている「2ステップテスト」です。
たたみ2畳分くらいのスペースがあれば、どこでも実践することができます。
靴下でやる場合は、滑りやすいので必ず脱いでから行ってください。
「2ステップテスト」のやり方
1.スタートラインを決め、つま先を揃えて立つ
2.できる限り大股で2歩あるき、両足をそろえて静止
3.スタートラインから着地した地点までの長さを測る
以上です。ポイントとしては、
・勢いをつけて行わない
・2歩で止まることができずにバランスを崩して3歩目を踏み出してしまったら失敗です。
もう一度、最初からやり直してください。
1.3未満は要注意
測定が終わったら、次に、「2ステップ値」を計算していきます。
計算式は
2歩の距離(cm)÷身長(cm)=2ステップ値 となります。
この値が1.3未満ですと、下半身の筋力、バランス感覚、柔軟性の低下が不安視されます。
つまづいたり、転倒したりするリスクも高くなりますので注意が必要です。
結果が、目標値の1.3未満の方は、少しずつでいいので運動習慣を意識していただき、
まずは、近所の買い物には歩いて行ったり、積極的に階段を使ったり、
自宅で簡単な筋トレを行うなどして、筋力アップに励んでみてください。