現在、日本人の3人に1人が高血圧に悩まされています。
高血圧は、またの名を「サイレントキラー(静かなる殺人者)」と呼び、
ほとんど自覚症状なく気づかないうちに進行していきます。
高血圧の改善方法としては、減塩、運動、食生活の改善など様々なアプローチがあります。
その中で、今回は高血圧の予備療法として米国心臓病学会(AHA)でも採用されている
「ハンドグリップ・エクササイズ」をご紹介したいと思います。
タオル1枚で出来る、お手軽「ハンドグリップ・エクササイズ」
カナダ人医師が開発したハンドグリップ法のやり方は、「最大握力のおよそ30%のパワーで、
約2分握力計を握り、その後1分休む」を、左右交互に2回ずつ行うという簡単なものです。
今回は、握力計の代わりにタオルを使用します。
タオルの種類は、ハンドタオルだと小さすぎるので、フェイスタオルを使用してください。
①タオルを軽く2分間握る
タオルを握ることで前腕の筋肉が収縮し、一時的に血流が低下する状態を約2分ほど継続する
②手を緩めて1分休む
血流が回復する時に、血管内皮細胞から一酸化窒素が放出され、全身をリラックスさせる効果がある
①と②を左右交互に2回ずつ行う
1日に10分程度、週3日以上を継続的に行うことで、次第に効果がでてくると言われています。
このようにハンドグリップ法は、いつでもどこでも簡単に行うことが出来るので、
日常生活のちょっとした空き時間に上手に取り入れて見てください。