「栄養学」は耳にすることがあっても、『時間栄養学』という言葉は
初めて聞くという方も多いのではないでしょうか。
「不規則な生活が続いて生活リズムを整えることが出来ない」と、
お悩みの方に知っていただきたい考え方です。
生活リズムの改善には、質の良い睡眠と、目覚めに
朝日を浴びて体内時計をリセットする方法が
有効と言われていますが、食事にも体内時計を
整える効果があるのをご存知でしょうか?
私たちの身体は「いつ食事したか?」を基準に
1日の活動と休息のリズムを決定しています。
特に朝食開始の時間が重要なスイッチ機能を果たしている
ことが、近年の研究で分かってきました。
また1日に同じ栄養素・カロリーを摂取することを前提として、
日中の活動期のみ食事をする場合と、活動期・休息期両方の
時間帯に自由に食事ができる場合を比べると、後者のほうが
肥満率が高いことがわかっています。
夕食はできるだけ早めに済ませ、目覚めに野菜ジュースや青汁を
1杯飲むなどして、体内時計を整える習慣をつけましょう。