みやじ整骨院コラム

2018.03.26更新

 

 哺乳類であるヒトは、爬虫類や昆虫と違って、

体温を一定に保つことができる恒温動物です。

 

体温を一定に保つためには、筋肉を細かく収縮させて

ブルブル震えることで熱を産生したり、発汗や皮膚への

血管を拡張させることによって、熱を放出したりします。

 

では、「平熱」とは何度のことでしょうか?

 

平熱は年齢や性別等によってさまざまで、

当然個人差があります。

 

また、個人でも1日のうちで変動するため、

いつ測定するかによっても異なります。

 

子供だけでなく、大人も自分自身の平熱は把握しておきたいものです。

 

自分の身体がきつくない体温がその人の平熱だとも言えます。

 

しかし一定の基準があると便利なので、一般には37℃未満を平熱と考え、

予防接種などでは、37.5℃以上の場合、ワクチン接種ができないことになっています。

 

また、体温はどこで測定するかによっても異なります。

 

口や脇、直腸などが一般的ですが、体温計によっては耳に当てたり、

おでこに当てて測定するものがあったりと、

どの数字を信じるべきか判断に困ってしまいます。

 

最も外気の影響が少ないのは直腸温ですが、

毎回肛門に体温計を入れるのは抵抗があるかと思います。

 

大切なのは、最も計りやすい方法で体温測定を繰り返し、

その平均を目安にすることです。

 

子供にしろ大人にしろ、発熱時に異常な値だとわかりやすくなります。

 

普段の平温と発熱を知る意味では、日ごろから測定方法を

決めておくことが大切になります。

投稿者: みやじ整骨院